おなじきず夜にはきだす 狂気のような膿を 浮かび上がる わたしの手は どんな色をしているの? カラカラと 狂喜が音をたてる したたる蜜を 小指ですくう 溢れているんじゃなく 流れおちたのね まあ いいんじゃない? 月日はながれ 最後に爪でえぐられた傷を ふとした瞬間に認識する 涙と硬直をもって あなたも持っている 同じ傷